実績も何もない税理士が書籍を商業出版する方法

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“実績も何もない状態から、書籍を商業出版したい!“と考えている方は、ぜひ読んでください。実際に、税理士法人チェスターもゼロからのスタートですので、実績も何もない状態で書籍を商業出版しました。大事なのは初めの1冊です。1冊出版すれば、それが実績となり2冊目は1冊目に比べて格段にハードルが下がります。
ここでは、とくに1冊目を商業出版する方法を体験を元に解説していきます。

30社以上の出版社に企画書を送りまくった結果…

2008年、開業当時26歳、相続専門の税理士事務所を立ち上げましたが、当然、スタート時点では何の実績もありませんし、相続専門といったって“これから専門でやっていく予定ですよ”というくらいしか言えない状態でした。
そんな中で、まずは世間から信頼を得るためには、“本の出版だ”という考えです。当然、当時はお金もなかったため、自費出版ではなく完全商業出版(著者の費用負担なし、むしろ印税がもらえる)を狙いました。

見よう見真似で、企画書を作成し、30社以上の出版社に原稿を送付しました。

結果は、惨敗…

1社からも、返事がなかったです。

何がいけなかったのか、やはり実績がないから?若いから?専門書だから?

なお、当時はこういう便利なサイトはなかったのですが、今では、以下のようなサイトがあるので、送付先を考えるのは簡単ですね。

▼本の企画・原稿を募集している出版社まとめ【商業出版】
http://matome.naver.jp/odai/2137830030636725501

でも、諦めませんでした。次にやったことは、、、

どうすれば、本を商業出版できるのか、ネットサーフィンで、いろいろと検索していると、以下のようなサービスを発見しました。

▼企画のたまご
http://tamagoyasan.net/

2008年当時とはHPの様子が少し変わっていますが、このサイトは、本を出版したい人と出版社の編集者を結び付けるビジネスをしているサイトです。
いわゆるマッチングサービスですが、仮にこれで成約にいたった場合は、印税をこの会社とシェアしなければなりません。

しかし、当時の我々からすれば印税が欲しいというよりは、とりあえずどの出版社でもいいので、本を出版したいという思いが買っていたので、迷わずこのサイトを利用することにしました。

あの、ダイヤモンド社から問い合わせが・・・

結果、奇跡的に1社の出版社の編集者の方より問い合わせがありました。
それが、なんと、ダイヤモンド社です。

実績も何もなく、資格しかない2人の税理士がはじめて本を出版するのに、それを興味をもって引き受けてくださったのが、大手出版社のダイヤモンド社だったのです。
ちなみに、当時の編集者の方とは今でもお付き合いがあります。

そうして出来上がったのが、『相続はこうしてやりなさい』です。今は、税制改正に伴い新版が出ていますが、当時の旧版だけでも、2万部以上を売り上げていますので専門書としてはまずまずだったと思います。

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編集者に選んでもらうコツ

まずは、なんといっても情熱!!

“本を出したい”という情熱が一番重要です!
世の人に読んでもらいたい、こんなに良い本を絶対に出版したいという情熱をいかに編集者の方に伝えるかがポイントだと思います。“税理士・会計士”だからといって、本を書いてやってもいいよ的な気持ちは一切排除しましょう。「本を出させてください」という気持ちも重要です。

売れるかどうかという視点

出版社はビジネスで本を出版していますので、もちろん“売れそうにない本”は、商業出版してくれません。考えれば当然なのですが、忘れがちな視点になります。
ちなみに、「相続はこうしてやりなさい」という本も、我々的には、本当は、「相続税申告はこうしてやりなさい」という本にしたかったのですが、“相続税”に限定すると読者が狭くなるので当時は泣く泣く諦めました。

ただ、今は、先日、他の出版社から出版させていただいた「ど素人ができる相続税申告」という本があります。

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差別化の視点も重要

売れるかどうかという視点につながりますが、差別化という視点も非常に重要です。
今現在、世に出ている本には書いていないような独自の情報があるかどうか。同じ題材でも目の付け所を変えるという工夫も重要です。

最後に、なんといっても「企画書」

この「企画のたまご」さんで応募する際に、一番重要となってくるのは企画書です。
企画書で書類選考をされるようなものなので、いわば就職・転職をする際の履歴書のようなものです。
他のライバルが作るであろう企画書の一歩上をいく必要がありますので、細心の注意を払って最大限の努力をこの企画書作りに落とし込まなければいけません。

企画書の形式面などについては、以下のページにありますので、この要領を忠実に守って書けばよいのですが、問題は内容・アイデア・視点ですね。

▼出版企画のエントリーについて
http://tamagoyasan.net/author/explain

1冊目の商業出版ができたら起こる“良いこと”

専門家と堂々と名乗れる!

相続に関する本の著者です。相続の専門家です。と胸を張って言えます。
このことが、当時の我々にとって一番大きかったです。
つまり、専門書を出版してますよということを、宣伝に使うというマーケティング方法です。

雑誌や新聞、テレビからの取材がくる!

当時は、相続の専門家と名乗っている税理士があまりいなかったこともあり、この本を出版して以降、マスコミからの取材がくるようになりました。
「書籍を拝見したのですが」と、本を見て、お電話をいただくことが増えてきました。

上手いマスコミ対応の方法は、また別のコラムで書いていきたいと思っています。

2冊目の出版は楽になる

1冊本を出版すると、それが経験になります。どのように編集者の方と付き合えばよいのか、どのような企画書をつくればよいのかなどがわかります。
さらに、こういった本を出版している著者なのですが、2冊目を書かせてくださいという営業が格段にしやすくなります。

セミナー依頼がくる

マスコミからの連絡と同じくらい、セミナーの依頼も頻繁にありました。
不動産会社、保険会社、他士業の方、などなど。
“本を出版してますよ”ということをアピールすることで、こういった問い合わせをいただき、当時は依頼を受けたものは目先の利益は考えず、ほぼすべてお引き受けしていました。

実際、現在お付き合いのある強力会社の方も、当時、こういった問い合わせをいただいた会社の方が多くいます。

商業出版する方法のまとめ

  • 本を書きたいという情熱を諦めない!
  • 企画書に全力で書く
  • 「企画のたまご」さんで応募する

です。

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